クルーズ船のネット環境(Starlink・Wi-Fiの料金)
船の上のインターネットは、衛星を使ってつなぎます。どの衛星の通信を使うか、無料か有料か、どれだけ使えるかは船ごとに違います。2026年10月21日時点の各社公式の案内で並べました。
- Starlink(スターリンク)を使うと公式に書いているのは、日本発着では飛鳥Ⅲ。Wi-Fiは無料で、1日の通信量の上限もありません。
- 三井オーシャンクルーズは、無制限のWi-Fiが旅行代金に含まれます。
- 飛鳥Ⅱは1回6時間・1日4回まで。プリンセスは有料(代金に含むプランあり)です。
船ごとの比べ

| 船 | 衛星の通信 | 料金 | 使える量・制限 |
|---|---|---|---|
| 飛鳥Ⅲ | Starlink(公式に記載) | 無料 | 1日の通信量の上限なし。複数の端末をつなげる。動画も見られる。ただし船全体の通信の状況で制限がかかることがある |
| 飛鳥Ⅱ | 衛星通信(会社名の記載なし) | 公式で確認 | 1回つなぐと6時間、1日4回まで。衛星のサービスエリアの外などでは使えないことがある |
| 三井オーシャンクルーズ(FUJI・SAKURA) | 記載なし | 旅行代金に含まれる | 無制限のWi-Fi |
| プリンセス・クルーズ | 自社の「メダリオン・ネット」(Starlinkかどうかの記載なし) | 有料(米国の案内では1台27.99米ドルから) | プリンセス・プラス/プレミアで申し込むと代金に含まれ、無制限 |
| セレブリティ(2027年 日本発着) | 記載なし | 通常は1人1日あたり22.39ドル(12泊で1台291ドル相当) | 日本の正規販売代理店の特別プランでは船内Wi-Fiが付く |
2026年10月21日時点・各社公式の案内。ドル建ての額は為替で円の額が変わります。
Starlinkだと何が違う?
Starlinkは、低い軌道を回るたくさんの衛星を使う通信です。飛鳥Ⅲの案内では、通信量の上限を設けず、動画サービスも見られるとしています。一方で、船全体で使う人が多いと速さに制限がかかることがあるとも書かれていて、陸の上の回線と同じとは言っていません。
ほかの船会社でも新しい通信に切り替える発表が続いていますが、このページでは公式の案内に書かれているものだけを載せています。
自分のStarlink(スターリンク)を持ち込める?
Starlinkの名前を挙げて禁止している船会社は、2026年10月21日時点の公式の案内では見つかりませんでした。ただし、海外の船会社の多くは「個人の衛星アンテナ・受信機」や「ルーター」を持ち込み禁止の品に入れていて、Starlink Miniのような機器はこれに当たると考えられます。日本の船会社は、衛星の機器やルーターを名前では挙げていませんが、安全上問題があると判断した物は持ち込めない、という決まりがあります。
| 船会社 | 公式の持ち込み禁止の案内 |
|---|---|
| プリンセス(英語の案内) | 禁止の通信機器に「個人用の衛星アンテナ・受信機、ルーター」 |
| カーニバル | 禁止の電子・通信機器に「衛星アンテナ、ルーター、インターネット接続の機器」 |
| ロイヤル・カリビアン | 身だしなみ用でない電気・電子機器は禁止(衛星・ルーターの名前は挙げていない) |
| セレブリティ | 禁止の例はアマチュア無線・延長コードなど(衛星・ルーターの記載なし)。船のStarlinkを使うインターネットのパッケージを売っている |
| ピースボート | 船の安全な運航に支障の恐れがある物として「アマチュア無線、アンテナ」などを禁止 |
| 飛鳥 | 衛星の機器・ルーターの記載なし。乗組員が安全上問題があると判断した物は持ち込みを断る場合がある |
| 三井オーシャンクルーズ | 衛星の機器・ルーターの記載なし。「その他運送に不適当と認められるもの」は持ち込めない |
| プリンセス(日本語の案内) | 禁止の例はアマチュア無線まで(衛星・ルーターの記載なし) |
2026年10月21日時点・各社公式の案内(英語の案内は編集部の訳)。MSCとディズニーの案内は、編集部の確かめ方では文字を照合できなかったので載せていません。持ち込みたいときは、乗る前に船会社に確かめてください。船の上で使える無料・有料のWi-Fiがある船では、まずそちらを使うのが確かです。
日本の電波の決まり:総務省は2024年2月9日、Starlinkのような低い軌道の衛星の通信の無線局について、船などに載せるものは使える範囲を日本の領海などに限らないよう審査基準を改めました。ただしこれは、通信の事業者が持つ免許の範囲の決まりです。船の上で個人の機器を使ってよいかは、まず船会社の決まりに従います。
船でネットを使うときの注意
- つながらない時間がある。飛鳥Ⅱの案内のように、衛星のサービスエリアの外や、寄る国の決まりで使えない時間があります。仕事の連絡は余裕を持って。
- スマートフォンの設定を確かめる。海の上では、携帯電話会社の海外向けの料金になる場合があります。船のWi-Fiだけを使うときの設定は、出発前に携帯電話会社の案内で確かめてください。
- 寄港地では街の回線も。港に着いたら、寄港地の通信を使う方法もあります。
費用のほかの項目
Wi-Fiのほか、飲み物・チップ・寄港地の観光など、表示の料金とは別にかかるお金はクルーズの追加費用に一覧にしています。客室ごとの違いは客室の選び方へ。
よく出る疑問
クルーズ船でStarlinkは使えますか?
2026年10月21日時点で、飛鳥Ⅲは公式の案内で衛星通信サービスにStarlinkを使うと書いています。Wi-Fiは無料で、1日の通信量の上限もありません。
自分のStarlinkを船に持ち込めますか?
Starlinkを名前で禁止している船会社は、2026年10月21日時点の公式の案内では見つかりませんでした。ただしプリンセス(英語の案内)やカーニバルは、個人の衛星アンテナ・受信機やルーターを持ち込み禁止にしています。乗る前に船会社に確かめてください。
クルーズ船のWi-Fiは無料ですか?
船によります。飛鳥Ⅲは無料、三井オーシャンクルーズは旅行代金に含まれます。プリンセス・クルーズやセレブリティは有料で、代金に含むプランがあります。
- Princess Cruises「FAQ: Pre-Cruise」(英語)(2026年10月21日に確認)
- Carnival Cruise Line「Prohibited Items」(英語)(2026年10月21日に確認)
- Royal Caribbean「Prohibited items onboard policy」(英語)(2026年10月21日に確認)
- Celebrity Cruises「FAQs: Prepare」(英語)(2026年10月21日に確認)
- Celebrity Cruises「All FAQs」(英語)(2026年10月21日に確認)
- ピースボートクルーズ「よくあるご質問」(2026年10月21日に確認)
- 飛鳥クルーズ「飛鳥Ⅱ お手荷物」(2026年10月21日に確認)
- 三井オーシャンクルーズ「よくあるご質問(ご乗船前)」(2026年10月21日に確認)
- プリンセス・クルーズ「よくあるご質問(ご出発前)」(2026年10月21日に確認)
- 総務省 報道資料「電波法関係審査基準の一部を改正する訓令案に係る意見公募の結果」(令和6年2月9日)(2026年10月21日に確認)
- 飛鳥クルーズ「飛鳥Ⅲ Wi-Fi」(2026年10月21日に確認)
- 飛鳥クルーズ「飛鳥Ⅱ Wi-Fi」(2026年10月21日に確認)
- 三井オーシャンクルーズ「よくあるご質問(ご予約)」(2026年10月21日に確認)
- プリンセス・クルーズ「よくあるご質問(船内)」(2026年10月21日に確認)
- Princess Cruises「FAQ: Onboard Experience」(英語)(2026年10月21日に確認)
- セレブリティ・クルーズ(日本語サイト)「セレブリティ・ミレニアム 2027年 日本発着」(2026年10月21日に確認)
料金・日程・寄港地は、各ページに書いた確認日の時点で各船会社の公式サイトに出ていたものです。料金は改定・割引・燃油の加算で変わります。申し込む前に、必ず船会社か旅行会社の最新の案内で確かめてください。当サイトはクルーズの販売・予約の取り次ぎをしておらず、船会社・旅行会社から紹介料を受け取っていません。